matohijuma’s diary

自殺未遂を2回してる実父 脳出血で失語症と高次脳機能障害になってしまったダンナ やばみとススというニックネームの子供がいます

〃あなたが好きです〃

あたしは
 
ダンナと話をするのが
 
何よりの楽しみだった
 
生き甲斐だった
 
それをダンナが失語になってしまって
 
こちらのら話すことが
 
わからなくなってしまって
 
その楽しみも生き甲斐も奪われてしまった
 
それがいいわけがない
 
辛くないはずがない
 
なぜ天はあたしにそんな運命を
 
課すのだろう
 
 
友だちだってたくさんいないから
 
配偶者がいるのが
 
いつも話せる人がいるのが
 
ほんとに嬉しかったのになあ
 
 
話すことは
 
笑うことは何よりのパワーになると思う
 
それを奪われてしまった
 
 
近所の、配偶者が亡くなった
 
一人暮らしのお年寄りは
 
何人もいるけど
 
みんな寂しそうだし生気がないよ
 
話す相手がいないのが辛いと
 
言ってるおばあちゃんもいる
 
だよねえ
 
 
自分の子供に話すのと
 
配偶者と話すのは違うんだけどなあ
 
 
 
季節は巡りめぐって
 
また春がやってくる
 
桜の季節もどことなく哀しい
 
光のあふれる季節の中で一人でいることが
 
よけい哀しみを誘う
 
 
一緒に桜をみることもない
 
あってももうダンナは
 
頭が普通ではないから
 
何の思い入れもないだろう
 
 
会話が噛み合わないことの辛さ
 
相手に思いを理解してもらえない辛さ
 
 
自分が生きてる間は
 
それが続くのだろうなあ
 
耐えられるか?あたしの精神
 
 
 
でも
 
あたしの心に芽生えている、
 
ちいさなちいさなこの愛
 
これを大切にしたい
 
〃あなたが好きです〃
 
そう心の中でつぶやきながら・・・