matohijuma’s diary

自殺未遂を2回してる実父 脳出血で失語症と高次脳機能障害になってしまったダンナ やばみとススというニックネームの子供がいます

虚しい夢を何度見たことだろう

あの飛行機事故
 
荷物をおいて脱出して
 
その後に機体は炎に包まれ
 
置いてきた持ち物は
 
無くなってしまったわけで・・
 
 
その持ち物の中には
 
自宅の鍵とかスマホとか
 
銀行のキャッシュカードとかが
 
入っていたかもしれなくて
 
まあ弁償云々はともかくとしても
 
どうやって家の中に入ったのかなとか
 
スマホもそうだけど
 
銀行のキャッシュとか通帳とか作り直すのは
 
面倒だなあとか
 
くだらんことに頭がいってしまった
 
 
でもほんとそうだもん
 
また一からとか面倒以外の何者でもない
 
そういう細かい所に頭がいく自分がやだなあ
 
 
 
 
 
 
ダンナこ倒れてから2月で8年になる
 
そのあいだずっと話していないわけで・・
 
あんなにダンナと話すことご好きだったのに
 
ずっと話せないなんて
 
あたしにとってはもはや拷問以外の
 
何物でもない
 
長い年月よく耐えて来たよ
 
えらいよあたし
 
と自分で自分を褒めてあげないとね
 
街でワチャってる(風に見える)カップルみて
 
胸が震えたりして
 
ずっとその思いに耐えてきたんだもん
 
ほんとによく頑張った
 
誰も言ってくれないので自分で言う
 
そうやって自分をかわいがってあげないとな
 
本気でこの世から去りたくなるからさ
 
 
今ダンナの頭が普通になって
 
急に話せるとしたら
 
何を話したらいいのか
 
とまどってしまうだろうなあ
 
そしたら、そしたらさ、今までのこと
 
こうだったああだったと家族の近況を話して
 
とても寂しかったよって言って
 
この何年間
 
ダンナがどんな気持ちでいたのか
 
倒れた時どんな状況だったのか
 
手術は辛かったのか聞いて
 
それでそれで
 
あたしらずーっと頑張ってきたんだよとか
 
もう呆れるくらいしつこく長々と話すんだ!(^^)
 
話すんだもんね(#^.^#)
 
そしたらそしたらダンナはきっと笑顔で
 
そうか、そうだったのかあ
 
みんな頑張ったんだねって言ってくれて
 
きっと笑顔になってくれて
 
ありがとなんて言ってくれたりしてね\(^o^)/
 
・・・
 
そんな日は
 
未来永劫来ないってわかっているのにね
 
虚しい夢をこうやって何度見たことだろう
 
 
 
 
ニュースでみたけど
 
瓦礫になった被災地に
 
新聞記者の人が取材にやってきた
 
その人に「よう来たな」と笑顔で話していた
 
おばあちゃんがいた
 
その笑顔が忘れられない
 
自宅は半壊
 
これから先のことなどわからないのに
 
なぜそんなにたくましく出来るのだろう
 
あたしなら出来ない
 
そんなにあたしは強くなどない
 
でもそのおばあちゃんのたくましさに
 
なんだか
 
とても大切なものをたいただいた気がした
 
 
ありがとう、おばあちゃん!
 
おばあちゃんの未来が
 
明るい光で満たされますように!