matohijuma’s diary

自殺未遂を2回してる実父 脳出血で失語症と高次脳機能障害になってしまったダンナ やばみとススというニックネームの子供がいます

ダンナが自分の運命を悟ったとき

ダンナが自分の運命を悟ったとき
 
それは手術が終わって
 
リハビリ病院に移動してからだと思ってる
 
意識がだんだんはっきりしてきて
 
自分に何の身に何が起きたか理解してきて
 
前みたいに体が動かなくなって
 
しまったこと
 
体が半身マヒしてしまったこと
 
言葉が出ないこと
 
目が前のように機能しないこと
 
 
 
リハビリ病院に面会に行ったとき
 
あたしの手をギュッと握って
 
切なそうにしていた
 
 
テイッシュを細く丸めて
 
それをあたしの指に巻いたり
 
荷物を持つ仕草をしたりしていた
 
 
それは元気なときあたしに
 
指輪をはめてくれたりしていたこと
 
買い物に行ったときに
 
重いものを持ってくれていたこと
 
それがもう出来なくなってしまった、
 
ごめんねと
 
そういう風に語りかけた意味だったと
 
今は思ってる
 
そしてその後ダンナは諦めたんだよな
 
自分で努力することを❗️
 
しても動けないし話せないし❗️
 
もうやってもそれ以上良くならないって
 
悟ったんだ
 
諦めたっていうか・・・
 
 
 
 
 
 
あの頃週に何度もリハビリ病院に
 
面会に通っていた
 
ダンナが倒れたことは
 
うちにとっては大きな出来事なはずなのに
 
まだ何が起こったのか
 
よく理解できてなかった所もあった
 
いや、理解したくなかったのが本音かも
 
しれない
 
少しはまだ希望があったんだよ
 
絶望を見ないように
 
していたのかもだけどさ
 
 
今は絶望しか見えなくなってしまった
 
疲れた
 
辛い
 
悲しい
 
 
でもそれでもあんたの笑顔をみると
 
たまらなく愛おしくなるときもある
 
まだイケるかな
 
まだがんばれるかなとか・・・
 
 
その魔法もおそらくそのうち終わるのかも
 
しれない