ダンナと
シャンシャンの事も共有したかったなあ
元気なら一度位一緒に見に行ったり
したかったよ
残念だなあ
夫婦だもん
一緒にもっと老後の思い出も
作りたかったな
一緒にいる夫婦を見ると
だんだん精神に異常をきたすように
なってきたよ
やっぱりこんなの嫌だな
おそらくあたしら夫婦は
ダンナが倒れた日に終わったのかも
しれない
頭が壊れちゃってるのに
認知症に近いのに
元気な頃と同じ気持ちを持ち続けていくのは
いささか無理がある
かといって
死んで欲しいわけではない
側にいたいとは思うけどさ
でも結局それは叶わない
崖から突き落とされるような
寂しさを感じている
もうこの世には未練はひとつもない
生きていても辛いことばかりだもん
父のこともなかなか方がつかないしさ
あなたの人生はいつ終わるんですか?
もうほんとに何もかも失ったよ
それなのにあなたはまだ生きている
あたしや孫を不幸にして
まだ生きてる
あっちの世界で元気なダンナと
一緒にいたいよ
そしたら話も出来るしね
飽きるほど一緒にいて
飽きるほど話していたい
それがあたしの楽しみだったのになあ
ダンナが倒れてからの7年間、
心の中でどれだけ泣いたかわからない
そしてこれから先、
またどれだけ泣くのだろう
どれだけ
傷ついて生きていくんだろう
そんな人生はもう要らないんだけどなあ
自分の生き方が
わからなくなってしまってる
この先心が花開くような生き方が
出来るのだろうか
心を閉ざして生きていても
それは生きているとはいえないんだよな
そう思う