matohijuma’s diary

自殺未遂を2回してる実父 脳出血で失語症と高次脳機能障害になってしまったダンナ やばみとススというニックネームの子供がいます

結局お金

 

 

時が流れる
 
普段は聞こえない時計の秒針の音が
 
まけに大きく聞こえる時がある
 
 
嫌でも時の流れは止められない
 
さらさらと流れていくこの時間を
 
止めることは出来ない
 
 
 
 
言いたいことはたくさんある
 
でもそれを言ったところで
 
流れは変えられない
 
 
 
やっぱりダンナはあたしたち家族のことを
 
もう理解してないんだよね
 
それはオンライン面会の度に
 
感じている
 
 
あたしらは
 
見知った顔の誰かさんという認識しかなあ
 
 
妻という立場からしたら
 
これは結構衝撃なんだよなあ
 
 
その事実に打ち勝てるほど
 
あたしは強くない
 
 
よく小説とかに出てくるけど
 
ダンナに不満があって
 
優しくしてくれた男に走っていく妻
 
 
あの気持ちが
 
どこかあたしのココロノ中にある
 
それをあたしは
 
書き物の世界で消化してるけど
 
そんな人がいたら間違いなく
 
そちらになびく気がする
 
 
人は弱いものだよ
 
一生一人の人だけずっと愛していけるなんて
 
それこそ二次元の世界でしかない
 
 
結婚なんて
 
ススじゃないけど
 
もれなく介護がついてくるから
 
もうしたくない
 
でも心ときめかせて誰かを
 
好きになっていくのは仕方ないかな
 
 
 
結局お金なんだよね
 
介護の費用
 
これによって気持ちは変わっていくよ
 
介護でどれだけ散財してんのよ
 
それは父も同じ
 
長生きした分、介護費で多くのお金を
 
失くしてしまった
 
 
介護費の多大なる出費で
 
生活を切り詰めて暮らしているあたしら
 
切り詰めるところは
 
食費しかないよな
 
自分等の生活が介護費で危ないのに
 
それでも相手にまっすぐに
 
愛情を届けられるほど
 
こちらは人間の出来てない
 
 
綺麗事なんだよな
 
それでも夫をあいしてますとかさ
 
 
介護費から解放されるのは
 
ダンナが死んだ時
 
死んでは欲しくないけど
 
こちらも人間らしく生きたい
 
 
物の値段も高騰してるし
 
他のことも厳しい状況になっているし
 
それでも好きとか甘いんだよ
 
 
ダンナの笑顔を見るのは好きだけど
 
介護者にも生活がある
 
この気持ちを書き物の中で
 
登場人物に恋することで
 
すり替えて生きていくくらいしたあよな
 
 
誰にも迷惑かけてないしな
 
 
 
苦しくてもけなげに生きようとしている
 
自分に
 
疲れた
 
疲れたんだよ
 
 
それだけ!