ススと江ノ島話
夏が近づくと江ノ島に行きたくなる
母の思い出に触れたくなる
あたしの子供時代に会いたくなる
今もあの街は存在していて
江ノ電は走っていて
車窓から流れる景色も
その頃と変わらないんだろうな
でも世の中も
あたしも生き方も変わってしまった
あの頃の風景に
ダンナはいない
あたしが
ダンナと人生を重ねて来た日々
まさかその人生の先に
こんな残酷な運命が待ち受けていたとはね
ダンナは優しい人だった
優しさを周りに振り撒く人だった
そんな人がなぜそんな運命に❓️
もっと悪い人だっているのに
なんでダンナが?
いや悪い人とかの問題ではない
それが運命だったのだ
それを責めるのはちょっと違う