ダンナが倒れたときのことを
今もススと２人で密かに
少しずつ調べてきた
全部はわからないけど、
あの頃よりあれこれ確かになったことがある
ダンナが倒れたのは勤務先の小学校
休憩中に椅子に座っていて
立った時に倒れたと言われていたけど
それが真実ではないことが判明したのよね
まあ薄々そんなことではないかなと
思っていたけどさ
キーポイントはダンナの友だち
怪しいなと思っていた人は
やはり怪しかった
ススははじめからこの友だちを疑っていた
ダンナを最終的には
◯◯したかったんでしょ？
その理由は簡単なことよ
嫉妬だよ
自分は持ち家もなく、借金まみれ
それなのに
冴えないダンナが苦労もなく持ち家を
手に入れられる立場にあって
(厳密にはあたし名義になるわけだけど)
仕事も当時そこそこ順調で
借金もない
それに嫉妬した友だちの企んだ計画でしょ？
幸いにしてダンナは
一命を取り留めたわけだけど
話せないし、頭も正常に機能しないように
なってしまった
その友だちにとっては幸いな出来事だろ？
ダンナが倒れる前に取っていた、
納得のいかない行動
〃嵌められた〃と盛んに話していたこと
こちらとしてはすべてピースが
当てはまる
そして黒幕はこの友だちの友だち
つまりダンナに学校の仕事を紹介した男
その男は学校でのダンナの仕事の上司
この男がその仕事でダンナを追い詰めた
その日、倒れた日、
ダンナは辞表を提出する日だった
納得のいかない辞表提出
そのことでもダンナを追い詰めたんだろうな
真実を知ってしまうと
かなり脱力する
ずっとふざけんなよと思っている
