父が寄越した手紙の後ろに書かれていた
〃釈清心〃
これはよくよく考えてみたら
父の戒名の一部だった
もう戒名が決めてあるなんて
いいねえ
それをなぜ手紙の後ろに
書いて来たのだろう
もう気持ちが読めなくなってしまったよ
あたしの親はいずれほんとに
死ぬのですか？
その前にあたしがくたばったり
しないのですか？
前々からの大疑問
もうほんとに何もかもが嫌だ
ダンナもあんなだし
スタッフさんの話だと
どうやらオンライン面会が始まると
あちこち痛くなってるみたいだし‼️
それってどういうこと？
あたしらはもういらないのかな
もうあんたの中ではいない人なのかな
これでいつか対面したら
拒否られたりしてね
それはそれでもう心がもたないかも
しれない
また徘徊されたりしてね
あたしらは
もう心の置き場も逃げ場もないのか？
やばみはこの家なり土地はいらないと
話している
でも父親がいるからあんなだから
それができないよねと言う
いわんとしていることはよくわかる
あたしもそうだよ
ダンナがあんな風になってしまったから
ここにいるのが一番なんだよね
他の所に行くお金もないし
ダンナの施設費払わないとだし
万が一、万万が一にダンナが
施設からこちらに戻ってくる場合も
やはりここでないと
いろいろ大変なんだよな
ダンナはもう治らない
昔のようにはなれない
ため息が出るほど嫌になる
悲しくなる
父の手紙の中に書かれていたダンナの名前
あたしらの名前の下に書かれていた
ダンナの名前
〃○(ダンナの名前)は別〃
別❓️
ダンナだけ別なの？
どういうこと？
名前の後に書いてある文字がわからない
判読できない
ダンナがハブられているのは
なんとなくわかる
いつもこうだよな
ほんとにあんたのことを
一番に心配してたのは
ダンナなのにさ
そんなこともわからないでほんとに
人として情けない
情けないよ😭
ほんとに心からあたしらが笑える日は
来るのだろうか
来るのだろうか
来るのだろうか
