ダンナの夢を見た
きっと昨日施設から
ダンナの施設サービス計画書が届いたからかな
その中に
が書いてあったからかな
前もそんな事言っていてそうだけどね
家にダンナが帰ってきて話したりしてる夢だった
なんだか懐かしかったなあ
久しくそんな感触は忘れていたよ
ダンナが家にいて話してる感触をね
ダンナの気持ちはわかるけど実際にそれは
なかなか難しいことだと思うよ
人は愛情だけでは生きていけない
あんたが自分のことを自分でやれるのなら
なんにも思わないけど実際はそうではない
もう
人の手を借りなくてはならない体なんだからね
あたしらの都合とか人生も考えなくてはね
あたしも老いていく
肺だの目だのどんどん悪くなっていく
子供らも老いていく
前ほどあれこれ出来るわけじゃない
だからあんたを専門家のいる施設で
お世話してもらってるんだからさ
あんたとは一緒にいたいけど
だからといって一緒にいたら
マジでうちら心中ミッションになるかもしれない
それはあたしはともかくとしても
子供らの未来も潰すことになりかねないからね
やはりあたしらであんたの世話は家では
無理なんだよな
体力気力その他諸々
にしてもあんたはどうやって家に帰りたいという
意思を施設の人に表したのだろう
外に出ていこうとしたからかな
そのへんがいつも疑問
「帰りたいの?」の問いにうなづいたのかな
下肢筋力低下も気になっている
前は杖突いて歩けてたのになあ
施設に入るとリハビリはやらないもんね
どんどん悪くなる一方だわ
仕方ないけどさ
東洋医学の先生でそういうことにも詳しい
先生がいらっしゃるけど
やっぱり皆保険制度の中では限度かあって
自由診療の領域になってしまうのが悲しいなあ
保険の範囲でないと高くて無理
そういう所に悲しみを感じる
お金のある人しか幸せになれない
だからあたしはもうこの世に未練はないと
そう思ってしまう
それなりに蓄えていたものもすへて介護に
食われてしまった
あたしらの前に続く道は果てしなく険しい
もうやだよ
終わりにしたいよ何もかも!
髪とか派手派手な色に染めたくなってきた
実際染めはしなくても他のことは変える
変えたい
外側だけでも変わりたい