ダンナとの思い出の詰まったアルバム、
時々処分してしまおうかなと
悪魔の囁きが聞こえてくる
見ると辛い
今となってはそんなアルバムが存在して
いること事態が辛くてたまらない
それらの思い出はなかったことに
してしまいたい
ダンナの手、
麻痺してる手、
冷たくなっているんだろうな
さすってあげたいな
コロナで面会が足止めされてる間にも
体はどんどんかたくなっていって
入る服は少なくなっていくのでは
ないのだろうか
疑問だらけ、聞きたいことだらけ
どこまで聞いていいものかもわからない
地元の施設で亡くなった人もいるんだけど
どこの施設かも明確に書かれていないから
よくわからない
HPに載ってないから
ダンナのいる施設ではないのだろうと
推測で思うしかない
気が狂いそうであるよ
それでも食欲だけはなぜかある
ストレスの捌け口がそこに向かっているだけ
それでも食べ物もそんなに
買えないからね
その辺のストレスがWになってやってくる
だんだん普通の生活ができなくなっていく
恐怖がじわじわと
あたしらを締め付ける
春まで持つんだろうか
あたしらの生活、あたしの精神、
春までもつんだろうか
昨日の例のあの紙、
どうやらうちにだけポストインされたらしい
この近所に信者がいるのだらうか
だとしたら一番危ないのは
隣の夫婦なんだがなあ
うちの普段の会話がけっこう筒抜けだからね
そしてうちの状態を知っているのも
お隣さんだけ
回覧板回しにいって
ダンナのことを聞かれたりしたから
話したりしたりしていたし・・・
やな感じだ
もしほんとにそうならマジ勘弁だわ
今度、ダンナの友だちから
年賀状がきたら
おそらくひどいことを書いてしまいそうだ
書かなきゃ、言わなきゃ、
その無神経さにあたしらがどれだけ
傷ついているのかわかるまいよ
あの絵手紙の人は別だけど・・
そうやってどんどんあたしらは
あたしは人から孤立していくんだろうな
それでももうこれ以上
傷つきたくないのよな