哀しくて憎い

ここにダンナがいてくれたならなあって

そう思う

それだけでもう何もいらないよ

昔みたいに同じ場所に帰ってきて

話し合えたら

それでよかったのに

なんでこんなことに・・

狭い道歩くと

ここは車椅子♿通れないなあとか

ここで前に転びそうになったね、とか

そんなことを思い出す

あの頃は同じ空見上げていたね

同じ思いがあったね

老後もさ、一緒にいられると

思っていたのに・・

寂しいです

そして記憶がもたなくなったあんたが

ちょっぴり憎いです

あたしを一人置いていってしまったあんたが

哀しくて憎いです